ご注意

江戸の囃子は葛西囃子が発祥とされます。この葛西囃子が様々な地域に様々な形で継承され、そして様々な流派に分かれていきました。民衆芸能であり、その手法は口伝です。長い年月を経て変化しているものと思われます。
一口に〇〇流と同じであっても、違う曲調、違うコンセプトである場合があります。
こちらのページでご紹介するコンセプトや名称は、あくまでも当連に伝わったもの・師匠より継承されたものであることをご理解下さい

●演奏構成

囃子を演奏する際、一つの演目として行う際は、以下の基本的には順序で進行します。

  1. 祇園
  2. ぶっこみ
  3. 屋台
  4. 昇殿 → 屋台
  5. 鎌倉
  6. 国固め
  7. 仕丁目
  8. 仁羽
  9. 子守歌
  10. 数え唄 → 仁羽
  11. 屋台

イントロ系

★説明文タップで詳細が開きます

祭礼時の始まりに行う曲。 (タップして詳しく)

役割:祭礼の最初に奏でられ、神輿を神社から送り出す曲。
特徴:リズミカルに締め太鼓が響く
踊り:なし。

最初の短いソロ曲。(タップして詳しく)

役割:演奏の開始を知らせるソロ曲。
特徴:太鼓一人で演奏され、祭囃子の雰囲気を一気に引き寄せる。
踊り:きつね。

屋台~昇殿

★説明文タップで詳細が開きます

演奏曲の中で最も迫力と速さのある曲です。 (タップして詳しく)

役割:祭礼の中心的な曲。

特徴:締太鼓が「シラベ」と「カラミ」に分かれて、複雑で流れるようなリズムをつくる。雰囲気や踊りと調和しながら、曲を表情付けていきます。途中に即興性のある“見せ場”があり、奏者の腕の見せどころ。

踊り:狐、獅子、外道など。

神社前で行う奉納囃子。 (タップして詳しく)

役割:神社前などで奉納として演奏される曲。

特徴:ゆったりとした曲調で、神聖さや荘厳さを表現する。短い曲だが雰囲気が大きく変わる。

踊り:狐、岡崎。


鎌倉~仕丁目

★説明文タップで詳細が開きます

ゆっくりとした曲。 (タップして詳しく)

役割:豊作や村の繁栄を願って演奏される曲。

特徴:締め太鼓と長胴太鼓が絡み合うのが特徴。神社(かみやしろ)、神座(かみくら)が転じたもの、鎌倉から来たものなど様々な説があるようです。村町の繁栄を祈る曲で神楽から伝わったものとされるようですが、詳細は不明。

踊り:本来は獅子、当連は大黒が踊ります

鎌倉の延長で演奏する曲。 (タップして詳しく)

役割:鎌倉の延長線上にある曲で、演奏に抑揚をつける。

特徴:締め太鼓と長胴太鼓が複雑に絡みあう。

踊り:本来は獅子、当連は大黒が踊ります

テンポの良い曲。 (タップして詳しく)

役割:演奏の中盤で雰囲気を変える。

特徴:軽快なテンポで、締太鼓が「玉入れ」というソロ演奏を挿入する。曲の歯切れが良く、聞き手も乗りやすい曲となっている。四丁目や師調舞とも書く流派もあります。4番目に演奏する曲、楽器4丁が舞うように絡む曲、職人(師)の踊りの曲など様々ないわれがあります。

踊り:空吹き

仁羽~数え歌

★説明文タップで詳細が開きます

リズムの良いミディアムテンポの曲。 (タップして詳しく)

役割:祭囃子の中でも基本曲とされる。

特徴:比較的やさしい曲で、初心者の導入曲としても親しまれている。観客との一体感を生むメロディー。

踊り:ひょっとこ、おかめ、わらい、だるま、たぬき

スローテンポ。 (タップして詳しく)

役割:「仁羽」の中に組み込まれる派生曲。

特徴:子供を寝かしつけている情景、あるいは酔っぱらってうたた寝している情景をイメージできる曲。

踊り:仁羽と同じ。

テンポの良い曲。 (タップして詳しく)

役割:「仁羽」の中に組み込まれる派生曲。

特徴:子供を寝かしつけたおかめが羽根つきや毬で遊び始めるという絵が浮かぶ曲となっている。

踊り:仁羽と同じ。

※当連は、これらの伝統をしっかりと理解継承した上で、先輩後輩関係なく、意見を言い合いブラッシュアップしています。ご興味ある方は、是非当連出演のイベントにお越しください。


流派

流派

当連の流派は目黒流船橋派です。古くから船橋村の内海軍次郎氏より教わった藤若囃子連(藤橋囃子連)に師事を受けています。

楽器

楽器

お囃子で使う楽器について

踊り

踊り

当連の踊り(舞)とそれぞれのコンセプトについて紹介します。